2013年5月23日アーカイブ
【登別市観光経済部観光室観光振興グループ】登別市は、国内外からの観光客が年間300万人以上訪れる、北海道を代表する観光地で、最大の宿泊集積地である登別温泉は9種類の温泉が湧出することから「温泉のデパート」とも呼ばれている。
主な景勝地は、地獄谷・大湯沼・大湯沼川天然足湯の三か所が代表となっている。主な観光施設は、登別マリンパーク・登別クマ牧場・カルルス温泉スキー場・登別オフロードパーク・登別ホースパーク遊駿・札内酪農館等である。
外国人観光客に関する施策は、「社団法人登別観光協会」が中心となって取り組んでおり、登別市としては、年間5,250万円の財政支援を行うとともに、観光誘客のツールであるパンフレットの作成を行っている。平成24年には、一般的な4各語対応から進めて、タイ語とマレーシア語のパンフレットを作成する。
観光プロモーションに関しては平成7年頃より東アジアをターゲットにして取り組んでいる。その実績としては道内では札幌に続き外国人誘客2位となっている。現在では宿泊観光客の約2割が外国人観光客となっていて、外国人観光客なしでは観光は成り立たない状況である。
外国人観光客の誘客事業は、一つの自治体ではなく、広域的に取り組むことの必要性から、近隣の3市4町で「北海道登別洞爺広域観光協議会」を平成21年12月に立ち上げ、平成23年4月1日付けで観光圏として認定を受ける。
また、平成23年度に観光庁より訪日外国人旅行客の受け入れ拠点となる「戦略拠点」の選定を受け、国や民間事業者と連携して、訪日外国人旅行者の受け入れ環境整備事業を平成23年度、24年度と実施してきており、同じく観光事業の訪日外国人旅行者の移動容易化のための言語バリアフリー化事業を平成23年度に行った。
言語のバリアフリーとともに、市内のバス路線を全て記号番号化して、外国人観光客に分かりやすきしている。路線にはアルファベット、その路線上のバス停には番号を指定し場指定を記号にて固有名詞化しているところが特徴である。しかし、路線上で交差するところは番号が重なる事の解消に苦労したとのことであった。
【有珠山・昭和新山ジオサイト視察】(5月16日)
早朝より有珠山・昭和新山のジオサイトを視察。ロープウェイに乗車して、有珠山山頂に移動。ロープウェイからは昭和新山と有珠山の様子がはっきりと見え雄大なジオサイトを確認できる。
移動の間はその案内や悪として、「洞爺湖有珠山ジオパーク推進協議会」からの職員で洞爺湖有珠山マイスターを取得している2名の職員の案内によって、詳しく火山の成り立ちが理解できた。
洞爺湖町では行政が主導するよりも、民間が積極的にジオサイトを利用して、自ら観光の活性化に役立てていることが多く、ロープウェイ駅にある、ジオパークギャラリーなどは、民間企業が自ら企画し運営している施設で、民間の取り組みの中でジオパークを利用しての成功例であると説明があった。
【洞爺湖町】(5月15日)
千歳空港まで洞爺湖町千葉議長・八戸副議長・篠原議員会長の出迎えと受け、役場バスにて町役場へすぐに移動。天候はあまり良くなかったが観光の予定もないので気にすることはない。
洞爺湖町役場では、町長始め副町長・教育長、議員と主だった役場職員の出迎えを受ける。直ちに二階へ移動し親善訪問に関する式典に出席する。洞爺湖町長の挨拶から始まり主だった役職の挨拶終了後、各々自己紹介を済ませて終了となる。その後庁舎内・議場等の見学をする。特に本年より洞爺湖町に移動した「洞爺湖有珠山ジオパーク推進協議会」は関係する市町から職員が派遣され、尚且つ北海道庁からの出向職員の配置も含めて、力強い人的配置がされている印象を持った。
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