2014年6月11日アーカイブ

6月議会が始まり一般質問を行いました。今回は予算削減の中の観光施策と南足柄市との道路に関する質問、南足柄市のジオパーク参入、観光圏など観光に関する質問をしました。少し盛りだくさんでしたが、質問の大筋を掲載いたします。

平成26年度の予算は、財政健全化の観点から歳出の削減が徹底されました。予算の総額では一般会計予算が85億4200万円前年度比1.3%の増、特別会計等を合わせた総額が143億7600万円で3.5%の増となっていますが、細かな項目別に見ていくと、歳出のほとんどの面において厳しい局面に至っていると感じています。

観光費の予算総額は、437977千円昨年は、530369千円でマイナスの92392千円となっています。大まかにみると一見、ジオミュージアムの建設事業が昨年9600万円でしたので、その金額がスライドしたように思われますが、ジオミュージアムの運営費が52821千円計上していますから、予算上、観光総務費や観光振興費、商工振興費などを削減してジオミュージアム運営費に充てているように思われます。特に観光振興費の削減が26056千円となっており、今年度の観光振興に関する事業は低予算で効率的な事業の推進を図ることが前提となります。26年度がスタートして2か月余りが経過しますが、どのような取り組みがされ、夏や秋の観光シーズンの誘客に関する事業をどのようの乗り切ろうとしているのでしょうか。

東京オリンピックの誘致が決定されたことは、私たちも議会で誘致推進の決議をした関係上、オリンピック誘致決定は、非常にうれしい出来事でした。箱根の観光においても、海外からのアフターコンベンションや外国人観光客誘客、更には首都圏以外のからの国内観光客が期待できると思われます。東海・関西方面からの誘客に関しては、最近沼津インターチェンジからの伊豆中央道に直結する新道路の開通により、箱根も一段と近くなっております。このことも箱根にとっては観光の追い風になるのではないでしょうか。そのためにオリンピック開催までの海外一方的に目を向けるのではなく、日本国内からの観光に関する長期的な取り組みを検討され準備していくことが必要あります。町の考えはどのようになっていますか。

南足柄市と箱根町を連絡する道路、県道731号線の開通に向けたロードマップが、最近神奈川県ホームページに掲載されました。それによると、2627年度で設計が完了され、26年度から方面対策の工事が始まり、本格的な工事は27年度より実施されることとなっています。開通の目標は平成31年度を予定としており、オリンピックまでには完成されると示されています。

完成すれば渋滞緩和の対策になることはもちろんですが、南足柄市との経済的な交流が活発となることは当然ことと想定されます。さらに、現在南足柄市はジオパーク参入を希望しており、私も南足柄市の多くの議員さんからジオパーク参入に関する、熱いご意見を伺っています。道路の完成とジオへの参入、南足柄市や足柄上郡の観光資源の活用や交流が期待できると思います。

熱海市を含めた神奈川県西部からなる地域で、「箱根・湯河原・熱海・あしがら観光圏」を形成しています。範囲としてはかなり広範囲となっており、事業展開も効率よくおこなわれていないように感じます。箱根町は日常的に、熱海市・湯河原町とは広域行政の関係存在し、誘客宣伝など、合同で取り組むこともなされています。三島市とは独自に協定を結び、今後県道731号線の完成によっては、南足柄市・足柄上郡との違った連携の期待が持てます。そうしますと、現状の観光圏を取りまとめたような、広範囲な協力関係ではなく、各市・各町との個別的な取り組みが有効となって、「箱根・湯河原・熱海・あしがら観光圏」での活動が薄くなるように思われます。

このように箱根町にとって、観光に関する課題は、多角的な面からの検討と実行が要求されます。そこで、箱根町としての観光に関する施策としての考え方を以下大きく4点伺います。

 

1. 箱根町観光関係予算について

本年度の観光に関する予算の削減によって、今までのような誘客宣伝等は進められないと思われる。本年の誘客宣伝の予定はどのように考えているのか。予算削減によっての影響により誘客宣伝の効果が下がると想定されるが、低予算でどのような効果が期待できるのか

 

2. オリンピックを見据えた観光施策について

リオデジャネイロのオリンピックが終了したと同時に海外からの誘客が本格的になると思われるが、海外からの誘客に関する長期的な計画はあるのか

観光庁などの国や県と窓口との連携についてどのような考えを持っておりますか。

外国人観光客の誘客の一環として、主だった大使館などへの箱根観光の売り込みができないものか

羽田・川崎連絡橋の整備が決定され羽田空港の発着枠も拡大されますが、箱根もインバウンド整備に力を注いでいかなければならないと考えるが、箱根にとって今後の必要な整備はどのようなものか。

 

3. 新たな経済活動が期待される南足柄市との連絡道路とジオパーク参入について

南足柄との連絡道路が決定され、オリンピックをめどに完成される予定であるが、雇用の確保や観光メニューの拡大に期待がもたれる。そこで、道路完成までのスケジュールを伺うとともに、今後南足柄市行政や南足柄市観光協会との連携を検討されるべきであると考えるが、

南足柄市のジオパーク参入に関して、新たなジオサイトが増え、ジオに関するハイキングコースなどの観光メニューが増えることが期待されるが、箱根ジオパークは複数の周辺自治体で構成され、各自治体との調整が難しいと感じている。各自治体間の調整や南足柄市と参入の有効性を伺い、参入までの予定はどのようになっているのか。

 

 

4. 観光圏の取り組みについて

「箱根・湯河原・熱海・あしがら観光圏」の指定を受けてから、最近はあまり目立った事業や活動が提案されていないように感じます。当初は、パンフレットの作成や観光ルートの設定など、活発な事業展開を行っていたように感じますが、現在の観光圏の取り組みや実情、今後の事業計画、更に今後の展望と全国的な観光圏に関する考え方の変化をお伺いいたします。

 

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