2011年12月アーカイブ

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【知覧特攻平和会館】
「行って良かった美術館&博物館ランキング2011」1位の知覧特攻平和会館に訪問。以前、小泉前首相が涙した平和会館ということで有名になった場所です。
会館内部の展示室は太平洋戦争の末期、沖縄戦の劣勢を一挙に挽回するため、人類史上類のない特攻作戦が展開された事実が、生々しく展示されています。
 見学した日は、平和教育の一環としてだと思いますが、多くの中高生の遠足・修学旅行と重なり、会館内は多くの人でいっぱいでした。会館の内部に展示されている手紙や遺書には、これから特攻に赴くことによる家族への配慮と、素直に家族を思う特攻隊員の心情等が書かれていることを拝見して、胸が熱くなり目頭を押さえることもしばしばありました。
 家族が生きていくために、自己を犠牲にして特攻隊員として死ぬことを受け入れて行った青年の思いを考えると、今よくニュースになる事件として取り上げられる、いじめや虐待、悲惨通り魔的な殺人事件を思うと、人間の尊厳や家族観など、どうしてこのような社会になってしまったのかとの思いや、自己を犠牲にしてまで、家族を愛していくことの大切さとを痛感しました。
また、箱根町でも私たちの身近な特攻隊員として、小涌谷自治会長・瀧さんのおじさんにあたる方が、特攻に散った兵隊さんとしていますが、会館の特攻隊員検索機能を使って検索して、その遺影に合掌してきました。本当に身近な所に特攻で散った方が居たと遺影を前にあらためて、恒久的な平和を願いました。
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【南九州市・霜出勘平市長表敬訪問】
 南九州市は、知覧町を中心として3町が合併し、南九州市となった自治体で、霜出市長は合併当時の市長として今まで勤めてきました。本年12月に改選の選挙があるにも関わらず、訪問の受け入れをしてくれました。南九州市の産業の中心は農業で、特にお茶の生産は、静岡を抜いて市として全国一位の生産を誇っているち説明を受けました。今回の我々の視察の目的である「知覧特攻平和会館」についての話もしていただき、同市の知覧特攻平和会館は「行って良かった美術館&博物館ランキング2011」において全国1位の人気であったとの紹介をされた。その他にも知事の出身大学が神奈川大学ということもあり、非常に和やかな話し合いができました。
 私は、11月に腕を怪我して、ギブスの状態ですので、服の着方が見苦しいので、申し訳ありません。


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【九州電力山川発電所】
九州電力山川地熱発電所は、鹿児島県薩摩半島の南島端に位置し、琉球との貿易やカツオ漁業の基地として古くから栄えた港町に建設された。地域的には霧島屋久国立公園に近く指宿などの温泉観光地に隣接している。発電所周辺は海岸に近くの田園内に建設され、非常に長閑な景色のところである。
《山川発電所概要》
出力 30,000kw
タービン形式 単気筒単流衝動反動型腹水タービン
蒸気条件 0.98MPa/183.2℃
気水分離器 竪型サイクロン式
冷却塔 機械通風式向流両吸込型
発電機形式 横置円筒回転界磁形同期発電機
発電機容量 34,000KVA
発電機電圧/回転数 11,000V/3,600min-1
蒸気井 12本
還元井 11本
営業運転開始 平成7年3月
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 全国で地熱発電所は18か所あり、九州では3番目、全国では7番目に建設された地熱発電所である。全国の地熱発電所の分布は九州・東北地方に集中していて、関東・関西圏には八丈島にあるだけで地熱発電所は存在しない。
地熱発電所のメリットとしては、①純国産エネルギー ②発電時に燃料が不要 ③二酸化炭素排出量の抑制 ④再生可能エネルギーで、半永久的に安定して利用可能とされている。二酸化炭素の排出量は、水力発電の次に有利で、石炭火力発電の約100分の1程度になる。自然エネルギーの中でも天候などに左右されにくいために、発電出力が安定していること、設備の利用率が高い。既に、開発されている技術で、経済性が高い。バイナリー発電技術により、比較的低温の熱源でも利用が可能である。
地熱発電のマイナス面は、①火山が国立公園などの近隣が多く、開発が困難 ②建設予定地の地域住民の理解が得難い(温泉などに関する影響懸念) ③開発規模が小さくスケールメリットを得にくい ④開発までのリードタイムが長い(山川18年) ⑤抗井採掘、送電設備等の初期投資が大きい(山川約300億円) ⑥他の地下資源と違い、長距離輸送ができない。などである。
スケールメリットの少ない発電設備としても山川発電所の敷地はかなり広く、この程度の施設も箱根では建設が不可能に思われる。まして国立公園内の建設はかなりの困難を要する。低温度の発電施設となるバイナリー方式の発電に関して、規模も小さく熱量も低くなるので、検討の余地があると思われる。九州電力としても今後「三島村」「利島村」などの離島にバイナリー方式の発電所を実証試験中である。この方式の今後を見据える必要はあるように思われる。
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【鹿児島県観光交流局観光課】
視察目的
・海外観光客について
・新幹線開通によっての観光動向
・新幹線開通によっての観光戦略について
・震災後の影響について
・霧島ジオパークについて
・火山対策等の防災計画について
 鹿児島県観光交流局観光課課長補佐・搪 作一 氏、鹿児島県企画部地域政策課主幹兼特定計画係長・玉利雅昭 氏、鹿児島県企画部地域政策課特定計画係主事・麦田健一郎 氏、の対応で視察研修が開始される。上記の内容に関して県側から説明を受け、我々の質疑となる。
 鹿児島県全体の観光は宿泊観光客が8,627千人、日帰り観光客が38,239千人の県である。現状では県内の産業からすると観光は大きな割合を占めているとは言えない。基本的には知事との話でも出ているように、一次・二次産業が中心となっている。
 しかし、新幹線の開通によって、今後観光に関しては大きな期待をしていることは事実で、県としても観光局を中心として取り組みが具体的となっている。県と市町村との連携については具体的な内容を聞き取ることができなかったが、取り組みの中では重要であると認識しているようであった。県が市町村に下ろす補助金などについては、市町村より企画が提案されてから、県で精査し補助金を交付するとのことである。但し、継続事業などは対象とはせず、新規の事業のみを補助対象としている。
 外国人観光客に関しては、韓国が全体の半分を占めており、九州という地理的な優位さがある。観光の目的は「ゴルフ・トレッキング・スポーツキャンプ・団体ツアー」となっており、FITなどの個人観光に関しいまだ不十分のようであった。台湾については、台北~宮崎定期便やチャーター便による県内への入り込みが好調であるとのこと。
 鹿児島県が推進する、平成23年度における重点施策は
1. 九州新幹線全線開業記念観光キャンペーン事業
2. 観光かごしま大キャンペーン推進事業
3. 魅力ある観光地づくり事業
4. 体験・交流型観光ビジネスモデル確立事業
5. トップセールス推進事業
6. かごしまPR戦略展開事業
7. 国際クルーズ船誘致促進事業
8. YOKOSO!KAGOSIMA(海外誘客強化)事業
9. 上海マーケット開発推進事業
10. スポーツ観光王国かごしま確立事業
以上の各事業を展開している。詳しい予算配分と県における観光予算のボリュームについては伺うことができなかったが、鹿児島県の観光に関する力の入れ方を伺うこと
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【鹿児島県知事】

・  鹿児島県伊藤祐一郎知事表敬訪問


 鹿児島県知事・伊藤祐一郎知事に表敬訪問し、鹿児島県の現状や今後の取り組みについて伺うことができました。知事は自治省時代に、埼玉県庁等に勤務の経験があり、神奈川県庁にもよく行き来しており、箱根にもゴルフ等で来町していたとの話からすぐに和んだ話し合いとなりました。

 鹿児島県では、現在新幹線の営業が開始されたことによって、観光に力を入れることを開始。知事の感想では、「箱根町の小田急ロマンスカーが乗り入れているようなもので、観光の起爆剤になる」と言っているように、大きな期待が伺われました。

 鹿児島県は、観光に力を入れることはもとより、基本的には農業を中心に考えているようで、上海に県の事務所を置いているが、観光客誘致よりも中国における農産業製品の販路開拓を主たる目的としていると話しをされていました。
至誠会で鹿児島県に視察に行きました。
行先は次の通りです。

  鹿児島県知事室

  鹿児島県観光交流局観光課

  九州電力山川発電所

  南九州市長

・ 知覧特攻平和会館


詳しい報告は次回にいたします。 


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 全国議長会、今年で3回目の出席になります。全国の町村の議長が一堂に集まって、現在町村で課題となっている案件が審議され採択されていきます。今年は、特にTPP問題が取り上げられています。農業を生業としている地域は、本当に切実な問題であると感じました。しかし、私の考えですが箱根にとってTPPを正面から反対することは出来ないと思っております。現状の円高における輸出の低迷を解消して、日本の産業界が力強く復活をしてもらわないと、観光に人が振り向かないし、会社での福利厚生についての予算の余裕もできないのではないのかと思います。箱根にとってのTPPは有利な施策ではないのかと、その様な思いがありますので、今年の全国議長会は、複雑な気持ちで箱根に帰ってきました。